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うつ病でもED治療薬は服用できる?うつ病とED治療薬の関係

ED治療薬を服用する上で気を付けておきたいのが、現在うつ病になっていて、お薬を服用中の方の場合です。うつ病や双極性障害は気分障害とも呼ばれており、潜在的な患者数はかなり多いといわれています。うつの症状としては憂鬱な気分が長期間続き、仕事や生活に対する意欲が低下することで、さまざまな影響を与えるものです。身体的にも疲れやすい、過眠や食欲の減退、あるいは増進など不安定になることで、他の病気の原因になってしまうこともあります。その一つとしてEDも挙げられます。

多くの場合、うつ病はEDを併発しやすい状況だといわれています。EDそのものが精神的な原因で起きている場合は、うつ病による心理状態の悪化がそのまま勃起不全につながる場合があり、とても性行為ができる状態ではないということになります。また、うつ病の際に処方される薬の中には、SSRI、選択的セロトニン再取り込み阻害薬というものが用いられています。これは脳内のセロトニンの吸収を増加させ、性衝動を引き起こすドーパミンの作用を抑制することで知られています。つまり、性的興奮を覚えづらいので、射精や勃起に至らなくなるというわけです。

ただ、ED治療薬の中には早漏防止効果を期待して、この選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRIを効果的に使うこともあるので、要は使い方と処方量の問題です。うつ病の方でもうつ病の薬を止めればED治療薬を使えるのか、という疑問がわくこともあるかもしれませんがそれは危険です。そもそもうつ病により生活に支障が出ているなどの場合は、うつ病で処方されているお薬を停止するわけにはいきません。抗うつ薬中断症候群と呼ばれる必要な薬を飲まなくなることにより離脱症状が出るといわれており、風邪のような症状、不眠、吐き気やふらつき、感覚障害や過剰覚醒など、大きな問題となります。

では、抗うつ薬を服用中の方はEDの治療をすることはできないのでしょうか。実は近年は状況が改善されつつあります。SSRIを服用されている方でも使えるPDE5阻害薬というものが認可されました。これはSSRIと併用してED治療薬としての効果も得られます。PDE5阻害薬とは血管を緩める働きを持つ物質を阻害するホスホジエステラーゼ5という酵素を阻害することで、EDの治療を可能としています。ただし、これも服用しているお薬の種類によっては安易に併用することができませんので、不安な場合はうつ病で受診されているかかりつけ医にご相談されることもおすすめします。